かものはいろ報告日記

主にクローン病と写真と徳島ヴォルティスについて書きます

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J1 第11節 柏レイソル戦 雑感

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ポヤトス監督初采配となった前節鹿島戦は敗れたものの、
ミッドウィークのルヴァンカップで勝利を挙げた徳島ヴォルティス

カカの合流も発表され、ここから勢いに乗り勝利を重ねたいなか迎えた
柏レイソルとのアウェイゲームを振り返る。

 

J1 第11節 柏レイソル

結果

柏レイソル 5-1 徳島ヴォルティス

9'呉屋大翔
27'江坂任
30'椎橋慧也
48'仲間隼斗
64'呉屋大翔
74'宮代大聖

 

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雑感

いつもは前半後半に分けて書くところですが、今回は全体として気になったことを書いていこうと思います。

 

非保持時について

徳島のやり方は前線から積極的にプレッシングを仕掛け、奪えればショートカウンター、奪えなくてもアバウトに蹴らせ即時奪還で押し込むというのが狙い。

この方法で重要なポイントとなるのは
①プレスの連動性
②ロングボールの回収
という2点である。

ではこの試合はどうだっただろう。
プレスの連動性については、相手があまり丁寧に繋ぐサッカーをしないということもあり、アバウトに蹴らせることには比較的成功していたと言える。
問題はその後の対応にある。

大誠、福岡ともに柏のワントップ呉屋より体格的には勝っている。
しかし、26分の大誠、38分の福岡、49分の福岡、51分の福岡、57分の福岡
競り負けたりインターセプトに失敗しキープされるというシーンが散見された。
こうなると相手にひっくり返されてしまうので帰陣に走る距離が長くなり自分たちのペースで試合を進めることが難しくなる。

福岡に関してはC大阪戦の進藤、鹿島戦の町田に続き3試合連続で自分のマークを離してセットプレーから先制を許している。
攻撃面でのプレーはいいが、CBである以上守備で局面に勝てないと試合を難しくしてしまう。
ルヴァンカップでのドゥシャンのプレーを見た後だと、守備力の重要性はより感じてしまうところである。

 

保持時について

徳島は保持時、最終ラインからボールを繋ぎポゼッションを高め、相手を動かしながら穴を狙う。
この方法で重要なのは、
①最終ラインで相手のプレスを引き付け、パスを受ける選手に時間を作ること
②相手が前からはめてきた時どう逃げるか
という2点である。

ではこの試合はどうだっただろうか。
例えば7分のシーン、鈴木大誠の岸本へのパス。
相手が大誠にプレスをかけてくる前に、大誠より岸本に相手守備者が近い状態でパスを出している。
これでは相手は守りやすい。
最終ラインのビルドアップで優位性を作るには、常にパスかドリブルという二つの選択肢を相手に見せ、プレスの的を絞らせないことが必要となってくる。

失点後は焦りから、相手を引き付けられていない状態でパスを出し、受け手が追い込まれるというシーンが多く見られた。
特にジエゴがそうで、田向と交代後にチャンスシーンが増えたことを考えると、
最終ラインで時間を作ることがいかに重要かが伺える。
たとえ相手を引き付けてもバックパスで逃げれば何の意味もなく、
その点田向はやはりインテリジェンスが高いと感じる。

 

もうひとつ、相手が前線からはめてきた時にどう逃げるのか。
方法はいくつかあり、ターゲットの垣田やサイドに蹴る、裏抜けを狙い裏のスペースへ蹴る、シャドウが落ちてきて受ける、など。

ポヤトスは単純にCFに当てるのはあまり好まないようで、
岸本めがけて蹴るか、シャドウに受けさせたいような印象を受ける。
この試合では宮代が何度かスペースで受ける場面はあったが杉森が受けるシーンはほとんどなかった。
シャドウが受けられない原因にはもちろん選手の技量もあるが、
裏抜けのボールと動きが少ないことがある。
よって相手CBはインターセプトを狙いやすく、徳島のシャドウを捕まえやすかった。
相手WBは徳島の両翼を潰しに前掛かりの守備をしていたので、3CBの脇は空く。
長いボールを使うにしても、こういった相手のウィークポイントを突く狙いが必要となってくるだろう。
ここはポヤトス監督に柔軟性を見せて欲しいところだ。

 

全体を通して

唯一取った得点は、
まず岩尾が相手にパスを見せつつ縦に運んだこと、
次に小西が狭いスペースでターン出来たことの2つのプレーが大きい。

岩尾のプレーはCB陣、小西のプレーは杉森や浜下がお手本にすべきシーンで、
こういった相手にとって危険な選択肢をチーム全体が取れると、
得点期待値は上がってくるだろう。

来日後2試合目で45分間の出場となったバトッキオについては、
特に中距離のキックの質で違いを見せたのではないでしょうか。
垣田の飛び出しへのパスや、サイドに散らすパスなど、
パススピードや精度など非凡なプレーを見せてくれたと思う。
昨年の藤田のように数字を稼げるプレーが期待出来そうだ。

 

ここ3試合、選手の配置ややり方など試行錯誤が見られるが、
本来ならキャンプでやりたかったであろうと感じる部分も多い。
初のJリーグで合流すぐ実戦というのは想像以上に難しいと感じるが、
はやく最適解が見つかることを祈る。

 

次節へ向けて

次節は1週間後にサガン鳥栖とのアウェイゲームとなる。
調子のいい相手だが、なんとか修正して連敗は避けたいところ。

次の試合は中2日でルヴァンカップFC東京戦。
合流したカカの出場に期待したい。