クローン病の便事情
クローン病は腸管の病なので排便に少なくない影響が現れます。
汚い話ではありますが今回は、クローン病になってからの便事情について書きたいと思います。
これは自分の場合なので、同じクローン病でも人によって異なると思います。
クローン病の便事情
腸閉塞時
自分が最初に病院へ行った原因は腸閉塞による腹痛です。
そのため症状が現れた時には既に腸に強い狭窄がありました。
腸閉塞はその名の通り腸が詰まるので、腸閉塞になると便が出なくなります。
そして絶食などで詰まりが緩和してくると下痢が出ます。
狭窄時
腸に狭窄はあるものの詰まりは起こしておらず、食事も摂っている場合は状態により変化があります。
まず、状態が良くない場合は下痢になります。
少し良くなると泥状となります。
そして固形の便が出ることもありますが、固形でも狭窄の影響かかなり細めの便が出ます。
絶食時
点滴のみで栄養を摂取している時は、何も食べていないので排泄するものが何もないように思いますが、あります。
ただ回数は少ないです。
下痢にカスが混ざったような便で、看護師さん曰く、何も食べなくても古くなった細胞などが流れ出るため排便が起こるそうです。
エレンタール服用時
エレンタールは腸でほぼ完全に吸収されます。
なので吸収されず排泄されるものはほとんど水分ということです。
なのでエレンタール服用時は下痢になることが多く、良くても泥状という感じです。
摂取量も多いので排便回数も多めになります。
手術後
手術直後は腸の動きが鈍くなり、また食事も摂らないので排便はありませんでした。
食事開始後
食事が開始しても手術の影響で腸の動きが鈍いので便秘気味となり排便回数は少なめです。
排便があった時は腸閉塞を起こした後より太めの普通便が出ました。
数年前のような太さとまではいかないものの、狭窄を切除した影響を感じることが出来ます。
ただし、手術の傷の痛みがあり踏ん張れないので便は出づらいです。
まとめ
クローン病になると体の状態により、排便事情がかなり変化します。
腸管の病気なので便の状態というのは身体の状態を知る基準として有用なのではないでしょうか。