かものはいろ報告日記

主にクローン病と写真と徳島ヴォルティスについて書きます

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徳島ヴォルティス2021シーズン展望


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🌀2021シーズン展望

新シーズン開幕までもう少しに迫ってきました今回は、徳島ヴォルティス2度目のJ1での戦いをいくつかのポイントに分けて展望してきたいと思います。

 

 

戦力は継続路線

同じく昇格したアビスパ福岡が多くの選手を補強しているのと対照的に、徳島ヴォルティス既存戦力の残留に重点を置き、補強は必要最小限に留めるチーム作りとなりました。

補強はルーキー(全員高卒)中心で、即戦力と言える選手は4人+レンタルバックの1人のみ。

外国籍2人は大型補強ですが、基本的には若手主体の補強といえます。

チームの平均年齢は昨期の25.9歳から26.1歳に。

全員が1歳年をとっていることを考えると、実質0.8歳若返ったという見方ができます。

 

それでは先ほど挙げた即戦力の選手について見ていきましょう。

 

 

 

宮代大聖

川崎フロンターレからレンタルで、シュート技術に特徴を持つ若手FW。

 

既存戦力では垣田、河田とのポジション争いとなるが2列目で起用の可能性も。

 

体格を活かしたポストプレーを持つ垣田からポジションを奪うにはボールを受けに落ちてくるタイミングと質、決定力で違いを見せる必要があるでしょう。

 

 

藤田譲瑠チマ

東京ヴェルディからやって来た運動量豊富な若手ボランチ

奪取や回収、ボールを散らす力に優れた中盤のダイナモ

 

実力的にはレギュラークラスであるが、岩尾、小西、鈴木徳真とのポジション争いはかなり厳しいものに。

 

小西は左利きで長距離の展開力に優れているという点でキャラクターが違うので、岩尾、徳真との争いになるのではと予想。

 

岩尾の戦術眼やゲームメイク、徳真の運動量と玉際の強さを兼ね備えた選手に成長することを期待。

 

 

クリスティアン・バトッキオ

リーグアンスタッド・ブレストからやって来たアルゼンチン出身の元U-20イタリア代表。

運動量と展開力、ミドルシュートに特徴を持つ中盤のマルチプレーヤー。

 

コロナの影響で合流は遅れるが、ポヤトス監督のよく知る選手ということで、戦術面での不安は大きくない。

来日までにしっかりコンディション作りをして、即試合に出られるよう準備しておいて欲しいところ。

 

ボランチに多くの選手を抱えるチーム事情を考えるとトップ下でゴール前でのクオリティを発揮してくれることに期待したい。

 

渡井とのポジション争いとなるが、数字の部分で年俸に見合う違いを見せて欲しいところ。

渡井をSHで起用し共存も可能か。

 

 

鈴木大誠

沖縄からレンタルバックで帰ってきた対人守備と統率力に優れる大卒3年目のCB。

 

現在のレギュラーである福岡、内田航平とは足元の技術という点では劣るが、空中戦や守備技術で、まずは石井からポジションを奪って欲しいところ。

足元の技術も琉球で1年間研鑽を積みレベルアップ。

J1という舞台ではよりシンプルな守備能力が必要となる中、守備能力とビルドアップに高いポテンシャルを秘めた大誠の成長は今シーズン大きな鍵になる予感。

 

 

カカ

クルゼイロから加入した21歳の有望株。

クルゼイロで最も市場価値の高い選手で、複数クラブと競合の末獲得に成功。

187cmでスピードと高さがあり、身体能力に優れるCB。

ドリブルでの攻撃参加やパスセンスも魅力的。

最終ラインのレギュラー候補筆頭で、活躍によっては欧州へのステップアップもありえるポテンシャルを持った選手

守備の軸として強化部の期待に応えてくれることを願う。

 

 

外国籍選手の補強については、J1で戦うにあたりゴール前でクオリティを発揮できる選手と、守備で軸になれる選手というポイントを押さえた良い補強が出来たと言えるのではないでしょうか。

昨年の選手をベースに良い武装が出来たという印象です。

 

 

 

監督の交代

リカルド・ロドリゲス浦和レッズへ行き、新たに就任したダニエル・ポヤトス

コロナの影響により来日出来ない状況が続く厳しいスタートとなったが、メディア報道などから見えてきた新監督の戦術からJ1で戦う術を考察する。

 

システム

レアル・マドリードの下部組織やパナシナイコスでは433をベースとしていたが、徳島では昨年から継続の4231を採用すると見られる。

 

ビルドアップ

昨シーズンはボランチが最終ラインに落ちたり、全体が立ち位置を流動的に変える方法を採用したが、ポヤトス式には違いがある。

 

全体の立ち位置をあまり動かさず、ビルドアップは基本的にGK+2CBで行う。

 

この方法のメリットとしては、ボランチが高い位置を取れるのでボール回収率が上がりフィニッシュの場面でより人数を掛けられる

 

逆にデメリットは、GKとCBにより技術が求められ、失った時のリスクが高い

 

このやり方は、恐らく前任のリカルドも模索していたところで、現実的にチームのレベルとリスクを考えて断念したのではないかと思います。

 

ではポヤトスがこの方法を成功させるためにはどうすればよいのか。

ポイントはパススピードにあると思います。

 

Jリーグは欧州5大リーグと比べパススピードが遅いと言われます。

パススピードが遅いと相手のプレスがはまりやすかったり、守備のスライドが間に合うなど、守備側にメリットは大きくなります。

 

今シーズン徳島がGK+2CBでビルドアップするということは、相手のプレスに引っ掛かりやすくなります。

 

少ない人数でボールを保持し、前進するにはパススピードを上げることで相手のプレスを掻い潜ることは必須なのではないでしょうか。

 

徳島のCBは足元の技術がある選手が選ばれるため、単純な守備能力や高さでは劣るところがあり、現在レギュラーの航平と福岡では、サンドバッグになって耐えきることは難しいでしょう。

そのため、最終ラインのポゼッション力、チームとしてボールを保持して奪われたら即時奪還というのがJ1を戦うポヤトスのゲームプランでしょう。

 

昨年は回収率の低さから押し込まれる場面も多く、ポヤトスはその点をJ1で戦うには変えなければならないと判断したのではないでしょうか。

 

ラスト1/4の崩しの部分はキャンプでは着手しなかったようで未知数です。

 

 

レギュレーションと他クラブ

サッカーなので運もあります。

特にコロナの影響が深い今シーズンは難しい戦いになるでしょう。

 

降格が4チーム

2021シーズンの自動降格枠は4です。

そのため残留のための戦いに切り替えるチームも多くなるでしょう。

徳島として一番嫌な相手は勝ち点1狙いのチームです。

ドン引きでリスクを捨て、まず失点をしない戦い方はどんなクラブでも嫌でしょうが、個の力で劣る徳島がそういった守備を敷いたチームから得点を奪うのは簡単ではないはずです。

 

監督不在で難しいところではありますが、残留のための戦い方に多くのチームが切り替える前に勝ち点を積んでおきたい。

昨年の積み上げという利を活かしてスタートダッシュしたいところです。

 

他クラブの状態

これは蓋を開けてみないと何とも言えません。

継続を選んだチーム、路線変更をしたチーム、ピッチ内外でうまく行っていないチームなど、今年のJ1には様々なクラブがある印象です。

その中で徳島は、監督が変わったものの継続路線で上手くいっているチームと言えるのではないでしょうか。

 

これは残留に向けて十分J1に付け入る隙はあるということだと思います。

 

継続的ながら戦力やチーム状態的に上回れる可能性があるのは横浜FC、湘南、大分、福岡、鳥栖

不透明なクラブはC大阪、神戸、仙台あたり。

まずはこの辺りのクラブから勝ち点3を奪うことが残留へ向けて重要になってくるのではないでしょうか。

 

 

 

🌀まとめ

監督不在のなか厳しいシーズンになることは間違いないでしょう。

しかし岩尾キャプテンはじめ、西谷や上福元など頼れる選手も多くいますし渡井も残ってくれました。

これまでの積み重ねがある今の徳島ヴォルティスは2014年と同じ結果にはならないと確信しています。

 

個人的には勝とうが負けようが、強かろうが弱かろうが、そこに徳島ヴォルティスがあるだけで楽しいので何でもいいのですが、やはり選手や監督、クラブのためには良い結果を残すことが必要ですし、そのようなシーズンとなることを祈っています。