かものはいろ報告日記

主にクローン病と写真と徳島ヴォルティスについて書きます

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ストーブリーグ2022答え合わせ&2023展望【徳島ヴォルティス】

 

徳島ヴォルティスの2022シーズンはまだ続いているものの、少し早いが2022シーズンの補強がどういう結果をもたらしたのか答え合わせと、2023シーズンへ向けた補強の展望を書いていきたいと思う。

 

 

 

2022ストーブリーグ答え合わせ

 

シーズン開幕前、体制がほぼほぼ整った時点でこのような記事を書いていた

 

これを基に、シーズンがどのような結果になったのかを振り返っていきたいと思う。

 

【スタッフ】

ポヤトス続投は結果的に正解だったと言えるだろう。
得点に課題を抱えたとはいえ、主力がほぼいなくなりゼロからのスタートとなったチームを開幕から崩れない状態に仕上げ、現時点で16試合負けなし、通算5敗という成績を残している。
得点力も終盤は増加し、勝ちに持って行ける試合も増えた。

上記事で前迫さんが抜けた穴の大きさを心配していたが、セットプレーからの得点は少なく、やはり穴は大きかったと感じる。

 

【GK】

上記事の時点ではスアレスの加入が発表されていなかったため30点をつけているが、結果的にスアレスはMVP級の活躍で補強は大成功であったと言える。
後東が移籍するまではGK5人体制で、2021シーズン終了時点では放出されるなら松澤かなと思っていたが、松澤は結果的にルヴァンやリーグ戦でも活躍し、残したのは正解だったと言える。

 

【DF】

上記事ではCBについては昨シーズン以上のメンバーを揃えることが出来たとかいたが、結果的にリーグ最少失点という結果に繋がった。

右SBは上記事時点ではエウシーニョ加入前だったため低い評価をつけていたが、新井とエウシーニョともに素晴らしい活躍でかなり層の厚いポジションとなった。

左SBは田向、安部に加え左右対応可の新井など、こちらも層が厚くなった。

 

編成としては最終ラインは満点をつけてもいい結果となったのではないだろうか。

 

【MF】

主力4人が全員抜けた中盤は、白井が素晴らしい活躍をしてくれたのは、期待していたがその期待以上だったと感じる。
それに対し期待の大きかった長谷川が全くフィットしなかったのはフロントも誤算だっただろう。
櫻井も序盤は出場機会が多かったが終盤は全く試合に絡めなくなってしまった。

 

うれしい誤算は、玄理吾がいいパフォーマンスをしてくれたことでこの2人の穴をなんとか埋めることが出来たことだ。
ただし高卒ルーキーは主力として計算していたわけではないので補強としてはラッキーでしかない。

 

夏に渡井が抜けた穴に杉本太郎を獲得したことは成功だったのではないだろうか。
渡井に比べ球際で戦えるタイプなのでポヤトスのサッカーに上手くフィットしたといえる。

 

個人的に想像以上だったのが児玉。得点こそ奪えてないがここまで7アシストを記録し、守備でもハードワークが出来る。ビルドアップに関わる部分、特にボールの引き出し方には課題があったが、終盤戦にはそこもだんだん良くなってきた。

 

【FW】

まずはWGから

昨年から主力の西谷は中盤調子を落としたものの期待通りの結果は残してくれた。
それに加え杉森が課題だった得点力に数字が乗り始め大きく伸びたのは収穫だった。
しかし補強をしたポジションではないので浜下などもそれなりに活躍はしてくれたが選手層では苦しんだのとパンチは弱かった印象
上記事でもWGを補強出来なかったことに触れていたが、今シーズンの物足りないポイントとなってしまったことは否めない。

 

次にCFだが、そもそも昨シーズンと違い今季は右WGにストライカータイプを置くのではなく両WGにドリブラーを置く形で落ち着いた。
このことが影響して編成と戦術にギャップが生まれてしまった。
恐らく右WGにストライカータイプを置くこと前提で補強を進めたため、180cm前後のストライカータイプに偏りのある編成となってしまった(一美,藤尾,バケンガ,坪井,西野)。
そのため坪井や西野は適正ポジションを失い苦しいシーズンとなってしまった。

 

それとは別に、垣田が抜けた穴にポストプレイヤーを取らなかったことはミスだったといえる。
一美も藤尾もバケンガも大きくタイプが異なる選手ではないのでカードとしてバリエーションを出せなかった。

 

一美が怪我で出遅れたのは不運だったが、最も期待されていたバケンガが思ったほど活躍出来なかったのは大誤差だろう。
その間で頑張ったのが藤尾だったが、点で合わせる以外の得点パターンはあまり見せられず、現時点で7ゴールというのは物足りない数字である。

 

 

 

【2022総括】

大量流出から始まり、主力と想定していた長谷川やバケンガがフィット出来なかったりことなどフロントとしては不運の多いシーズンだったと言える。

主力の大量流出で人数を集めるだけで精一杯になってしまったとはいえ、似たタイプのFWばかり集めすぎたのは失策だったのではないかと感じた。

 

 

2023ストーブリーグ展望

今季の反省を元に、来シーズンに向けてどのようなチームづくりをすべきなのか、展望していきたいと思う。

尚、来シーズンJ2である体での展望とする。

 

確認事項

●今シーズンA,B契約合わせて26人いる
→玄理吾が来季からA契約移行が確定したため1人放出は確定となる

●ホームグロウンは来季からJ2では2人になる(現所属では川上エド,坪井,志龍,西野の4人)

円高により海外から獲ると割高となる

 

ポジション別動向予想

【スタッフ】

たとえ昇格をのがしたとしても、作り直しとなったチームをここまでもってきたポヤトスの手腕は評価されるべきであり、個人的には続投を確信している。

その理由は、夏のマーケットで大型補強をしなかったことだ。
サポカンでポヤトスが補強リクエストを出していたという話があったが結果的には渡井の穴を杉本で埋めたのみ。
海外ではこういった監督の意向にフロントが答えられないと、監督が辞任する事態になることも珍しくない。
恐らくだが来季続投とストーブリーグでの補強を約束して夏の補強を見送ったのではないかと予想している。

 

【GK】

今季はホセアウレリオスアレスが圧倒的な活躍で守護神として君臨した。
本来なら補強の必要性は全くないポジションではあるが、これだけ活躍するとJ1から引き抜かれる可能性はかなり大きい。
円高で海外より国内移籍が活発になると予想される今OFFではなおさらだろう。

引き抜かれた場合は正守護神の補強は必須となる。

スアレスは3年契約だったはずなので移籍金はたんまり入る。

 

【CB】

スアレスと同じくカカも移籍の可能性は高い選手だ。
カカはブラジル国内でもいまだ評価の高い選手で、円高ということを考えるとブラジルのクラブからすれば割安で獲得できるチャンスである。
古巣のクルゼイロが1部に昇格したため、古巣復帰ということも十分あり得る。
もちろんJ1からのオファーも十分考えられる。
カカも確かあと2年契約が残っているため、もし引き抜かれても移籍金で円高無視して国外から即戦力CBを獲得できるのではないだろうか。

 

そのカカの相方枠は現状内田航平だが、今季リーグ最少失点とはいえ身長不足を感じざるを得ないシーンも見受けられる。
石尾か安部がポジションを奪ってくれればよかったがそこには至らず。
優先順位は低いとはいえ補強を考えてもいいポジションである。

 

【右SB】

今季は新井とエウシーニョの2枚でかなり層の厚いポジションとなっている。

エウシーニョは移籍はないのではないかと思うが、新井はC大阪からのレンタルである。

ただ、新井は完全移籍加入するのではないかと予想している。

その理由は、昨オフに徳島からC大阪へ鈴木徳真が移籍した。
新井と徳真はトレードで、新井の契約が切れるまでレンタルという形をとっているのではないかと思っている。

札幌から福岡へレンタル移籍した柳が今季終了後の完全移籍意向まで合意済みだったと報道されていたが、それに似たパターンなのではないかと思う。

 

よって補強の必要はないが、ただ新井がC大阪以外のチームに引き抜かれる可能性はあるので、その場合は補強が必要となる。
年齢的にもエウシーニョ1人では厳しいだろう。

 

川上エドは年齢的にも移籍の可能性は高いと思っている。
試合に出ればそれなりに活躍していたので欲しがるチームは間違いなくあるだろうし、新井とエウシーニョがいる現状出られる可能性も低いため本人にとっても移籍が最善の選択となりそうだ。

 

藤田征也も厳しい立場となる。
エウシーニョが加入したことでベテラン枠は持っていかれたし、今季後半は全くメンバー入りできなかった。
本人が現在の立場を受け入れれば残留の可能性もあるが、放出の可能性は高いと言える。

 

【左SB】

今季は田向や安部、新井の3人で主に回していた。
加えて来季は履正社高校から西坂斗和の加入が決まっており、来シーズンを戦うぶんには十分な戦力なのではないかと思う。

田向は怪我も多く年齢的にもベテランになってきたが、補強の緊急性は感じない。

 

【アンカー】

今季は最終的に白井がスタメンとして定着したが、白井はプレースタイル的には本来インテリオールのほうが適正だと感じる。
他には櫻井と長谷川雄志がいるものの、2人とも監督を満足させるパフォーマンスは出来ていない。
櫻井は神戸が降格すれば戻る可能性もあるが、完全移籍という可能性もあり予想は難しい。
長谷川は1年目ということもあり残るんじゃないかと思うが、本人が移籍を希望するならレンタルで放出はあるのではないかと思う。

3人に加え、来季は早稲田大学から山下雄大が加入する。
タイプ的には白井よりアンカー適正が高いタイプであるため期待は大きいものの、ルーキーに賭けるのはギャンブルすぎる。

 

これを踏まえると、アンカーは補強最重要ポジションであることは間違いない。

 

熊本の河原あたりがくれば優勝を確信できるレベルだが、あのクラスは恐らくJ1に引き抜かれるだろう。(河原とれるなら2億積んでもいいぞ)

 

 

 

インサイドハーフ

最終的に杉本太郎と児玉がレギュラーで落ち着いたが、あとは玄理吾の活躍が嬉しい誤算だったといえる。
もしアンカーを補強出来れば白井もここに加わるので補強の優先度はそこまで高くない。
国士舘大学から加入する棚橋尭士もこのポジションになることを考えると層は厚くなりそうな予感。

 

【右WG】

今季は最も躍進した選手を上げるなら杉森考起だろう。
テクニックとスピード、運動量を活かした守備の貢献度は昨シーズンから持っていたが、今季は課題だった得点力という点で数字が伴い始めた。
個人的にはカカとスアレスの次に引き抜かれる可能性が高い選手は杉森だと思っている。
もし引き抜かれれば補強は必須となる。

その他には浜下が出ることが多かった。
浜下はWBで出場した時は素晴らしいパフォーマンスを見せていたが、WGとしてはパンチ力に欠ける印象。

高卒ルーキーのオリオラ・サンデーも何試合か出場したが、戦力になるにはまだ時間がかかる。

 

よって切り札となるようなカードは補強したい。

 

【左WG】

西谷がスタメンで出ることが多かった左WG
杉森も左で出ることはあったが右のレギュラーとして考える。
他には藤原志龍もいるが今季はリーグ戦では一度も使われず、ポヤトスからは(恐らく守備の部分で)戦力とみられていないようだ。

 

となると西谷以外に使えるカードがないため、ここも補強が必要なポジションとなる。

 

【CF】

一美,藤尾,バケンガ,佐藤,坪井,西野が該当する


今季は一美と藤尾がスタメンで出ることが多かったが、共に7ゴールと物足りない結果となっている。
一美は怪我で出遅れ、藤尾は代表でいないことも多かったり不安定なポジションとなった。

 

一美は数字以上のパフォーマンスを見せてくれているので来季もエースとして活躍して欲しい。

 

藤尾はレンタルなので動向は不明だが、一美とタイプが大きく違うわけではないので放出するならこっちなのかなとは思う。

 

バケンガは終盤メンバーにも入らなくなっており、今シーズンで契約が切れることを考えると退団が濃厚であると考えられる。

 

佐藤は4番手5番手としてならめちゃくちゃ優秀な仕事が出来るので出来れば残ってほしいが、カテゴリーを下げれば需要はいくらでもありそうなのでオファーがあれば移籍の可能性もあり得る。

 

坪井と西野に関しては、昨年右WGにストライカーを置く形をとっていたのでその前提で活躍を見込まれたと考えられるが、今季のシステムでポジションを失ったのは不運だった。
どちらかをレンタルで出してどちらかは残す、もしくはどちらも放出が考えられるが、2人とも残留はまず考えづらい。
どちらかなら西野をレンタルで出すかなと思う。

 

これらを踏まえて補強は必須なのだが、まず絶対に必要なのが高身長でパワーのあるポストプレイヤータイプだろう。
今季の佐藤を除く5人はみんな180cm前後のボックスで勝負するタイプのストライカーで、途中交代のカードとしてキャラクターを変えられず戦術の幅が狭くなった。

外国人でポストプレイヤータイプを取るなら来季も日本人は一美&藤尾で行くのも考えられるが、日本人で補強するなら藤尾はレンタル満了も考えられる。

個人的には水戸の木下あたりが欲しいのと、外国人FWを取るなら日本人にはない特徴(主にフィジカル面)を持った選手と取るほうがいいのではないかと思う。

 

総括

補強優先度としては

アンカー>ポストプレイヤー>WG>その他

後は引き抜かれたときの穴埋め

 

難しいのは、ホームグロウン選手があまり活躍できていないことだろう。
誰を残して誰を出すのかは難しい判断になる。

 

昨オフも夏もあまりお金は使わなかった+ポヤトス体制3年目で勝負の年になることを考えると、今ストーブリーグは非常に重要となって来る。

 

 

 

【レンタル組動向予想】

最後にレンタル組の動向を予想したいと思う(国内組のみ)

 

・岩尾憲

浦和レッズでもリカルドから信頼され、ほとんどの試合にスタメンで出場している。

レンタルで出ていった真意は気になるが(本人的には帰ってくる気でレンタルにしたのか否か)、少なくともACL決勝が来季にあるためこの冬に帰って来ることはまずないと考えて良い。

 

・奥田雄大

テゲバジャーロ宮崎でスタメンを掴み、今季CBながら3ゴールをあげている。
結果だけ見れば優秀だが、守備はやや危なっかしいところも見受けられ、徳島のCBの層を考えると帰ってきても出られる可能性は低い。
今冬に帰ってくることはないと思うし、宮崎に戦力として求められていることを考えると完全放出となる可能性もあるのではないかと思う。

 

・武田太一

FC大阪で今季リーグ戦出場0
怪我から復帰して国体には出ていたものの、チームが好調なこともあってポジションを奪うチャンスがない状況。
プロ3年間ほとんどを怪我で過ごしており、ルーキーをなかなか切らない徳島でも大卒3年目でこの状況はさすがに厳しいか。

 

・森田凜

奈良クラブ2年目でチームの心臓に成長

試合を観ていてももうJFLは卒業していいレベルに達しており、今冬復帰はないとおもうが、来季は最低でもJ3で戦ってもらいたい。
奈良クラブといっしょに昇格という形が理想的。

 

・吹ヶ徳喜

今季も怪我に苦しめられ、武田と同じくプロ入り後のほとんどを怪我で過ごし今季リーグ戦出場0。
徳島とのエリートリーグで復帰していたがその後も試合には絡めず。

西坂の入団会見で強化部の谷池さんが左SBを探していたと話していたことから、武田と同じく厳しい状況に立たされていることは間違いない。

 

・鈴木大誠

愛媛FCでスタメンを掴み、プロ入り後最も試合に出たシーズンとなっている。
とはいえ一度レンタルバックで競争に負けていること、徳島のCBの層が厚いこと、愛媛が奥さんの地元であることなどを考えれば完全移籍が既定路線だろう。

 

・大森博

夏に福島ユナイテッドへ移籍し、最初の試合から出場するとすぐにスタメンを掴み、今や絶対的なポジションを確立したと言っても過言ではない。

徳島ではCBやアンカーで出ていたが、福島では主に2ボランチの一角で出場しbox to boxとして覚醒。
徳島でもインテリオールで使われていたらもしかすると違う今があったかもしれない。

とはいえまだまだ課題もあり徳島に帰ってきてスタメンで出られるかと言われれば難しく、来季も福島で1年間通して試合に出続ける経験を積めれば理想的ではないだろうか。

 

・後東尚輝

夏に栃木シティへ移籍し、試合には出られていないが毎試合ベンチ入り。
チームが関東1部優勝を果たし調子のよい状態だったため、レギュラーを奪えるチャンスはなかったと考えられる。

来季も栃木シティかは不明だが、徳島にGK4人揃っていることもあり、少しでも出られる可能性の高いクラブでプレーする方が本人にとっても良いはず。

GKでA契約枠外でホームグロウンという貴重すぎる選手なのでレンタル以外での放出はまずありえないだろう。

 

 

まとめ

ストーブリーグの予想と答え合わせをなぜするのかというと、自分の頭の中を整理する目的もあるのだが、1番の理由は「批評が卑怯にならないため」というのが大きい。

どういうことかというと、例えば、補強の段階でいい補強だと思っていても、実際に始まってみると全く活躍しなかったということがある。
そういう時、補強が失敗だとフロントを批判するのは卑怯だろう。
なぜなら自分もいい補強だと思っていたからからだ。
今年で言えば、アンカーは長谷川の補強、得点力はバケンガの残留である程度戦えると思っていた。
しかし蓋を開ければ2人とも期待外れに終わった。
なのにこれを補強が悪かったと批判するのは自分を棚に上げることになる。

逆に中盤が足りない部分など補強段階で危惧していた部分は、自分の批判の信頼を上げることになる。

 

ということで答え合わせと展望は非常に大事なのです。

それでは次は2023ストーブリーグ終了後の振り返りでまたお会いしましょう!