前節2試合ぶりの勝利を上げ波に乗りたい徳島ヴォルティス
今節はホームでジェフユナイテッド千葉と戦う
前節↓
結果
徳島ヴォルティス 1-0 ジェフユナイテッド千葉
66' 白井永地
前半
招集メンバーは前節と変わらず
スタメンは杉森とバケンガの負担が大きいポジションを西谷と藤尾に変更
千葉の守備は541をベースに、SHが前に出たらWBもひとつ前に行き一時的に442のような形で連動してプレスに来る
1トップがアンカーを消す役割だが、消しきれずに櫻井が前向きにボールを持てるシーンも何度かあった。
徳島は相手を揺さぶりながらSBのところが空いたら運ぶ、サイドが消されたらCBが運ぶ形を狙うが、541の千葉相手に最終ラインはボールを持ちやすいが運んだ後に人数が多いため縦パスを差し込んでも潰されて失うシーンが多い
久々に先発した西谷は積極的に裏を狙い、ドリブルも縦に行くシーンが多かった
この辺りは杉森との競争のなかで良い影響を受けているのではないかと感じる
左サイドは何度か突破できるシーンはあったが右サイドはあまり上手くいかなかった印象で、白井と坪井の使いたいスペースが被るシーンが何度かあり、新井が持った時の動き方の共有は見直す必要があるだろう
両チームとも決定的なチャンスシーンを作り出すことが出来ず前半はスコアレスで終了
後半
HTで徳島の交代はなし
前半に引き続き徳島が保持する展開
千葉もギアを上げてプレスに来るが、カカや内田が落ち着いて回しながら持ち運ぶ
最初の交代は60分
坪井を下げて杉森を投入
右サイドは問題上手くいってなかったが、坪井が中央に入り白井がサイドのスペースで受ける形でスムーズに前進できるように修正されているように見えたが、ここで杉森を投入し両サイドをドリブラーに変更
この交代から6分後
坪井がいなくなった中央のスペースに入っていく役割となった白井が先制点を上げる
ボールを受けた西谷が仕掛けながら中央の児玉へ
その児玉が反転し白井に渡し、白井がゴールに流し込んだ
白井をPAに入っていく役割に変更した采配、味方をシンプルに使う西谷の課題を改善したプレーなどチームとしての成長を感じさせるゴールとなった
72分に藤尾を下げてバケンガを投入
プレスのエンジンを積み替え
85分に腰を痛めた児玉と櫻井を下げて石尾と長谷川を投入
前節同様石尾をCBの中央に置き541に変更
終盤は押し込まれ危ないシーンもあったがこのまま1-0で試合終了
今季初の連勝となった
雑感
まずは先日亡くなった元ジェフユナイテッド千葉監督のイビチャ・オシム氏に哀悼の意を示したい
代表監督を病気で退任された後も日本のことを気にし続けてくれて、日本サッカーの発展に大きな功績を残していただいた。
この日もクリーンシートで終えたスアレスだが、この日はキックミスが何本か見られた
流石のスアレスも異国の地で連戦は少しずつこたえていると思うし、早く奥さんが来日出来ることを祈ろう
2試合連続でアシストを記録した児玉が渡井とは違う形で結果を残してくれているのはチームとして非常に良い要素になっている
しかし腰を痛めて負傷交代となり渡井に続き離脱となればかなりの痛手である
もし次節出られないのであれば長谷川のIHで起用するのか、玄理吾か
WGで2試合連続先発中の坪井や浜下をIHで起用するのか悩みどころだろう
先述したが、久々の先発となった西谷は課題だった味方を使うプレーで改善が見られ、非常に良いパフォーマンスを見せてくれた
今の西谷や杉森が途中から出てくるのは相手にとって非常に厄介だろう
次節に向けて
次節は中3日でザスパクサツ群馬とアウェイで戦う
9連戦ラストで出続けている選手たちは疲労困憊だろうが、ここを乗り切り3連勝で上位に食い込みたい