前半戦が終了し、16位で折り返した徳島ヴォルティス
今節はアウェイでいわてグルージャ盛岡と対戦する
前節↓
前回の盛岡戦↓
結果
77' 小松駿太
前半
招集メンバーは前節からから5人変更で、松澤,田向,西谷,櫻井,佐藤が招集外となり、長谷川徹,石尾,長谷川雄志,坪井,バケンガが招集された。
スタメンは1人変更で、玄がベンチとなり長谷川雄志が入った。
前半は両チームとも大したチャンスを作れなかった
541でセットする岩手に対し433で保持する徳島
後ろに人数が多い岩手に足元でプレーしようとして全くゴール前まで運べず、守備時はシンプルに蹴ってくる岩手にプレスはほぼ意味を成さない。
どちらかといえば可能性がありそうなのは右サイドで、浜下が受けてWBを引き出し、エウシーニョが空いたスペースに走り込む場面が何度があったが、そこにパスが出ないことでチャンスにはならなかった。
チームとして足元ではなくどのスペースを狙って攻めるのかを共有した攻撃が出来なければ得点は期待出来ないだろう。
後半
HTでの交代はなし
試合内容は前半から変わらず、サイドにボールが出たところでパスコースを失い、前に出したボールがカットされるか後ろに戻すかの2パターン
セットプレーかロングボールからの事故くらいしかチャンスになってないもののPA内でシュートを打つシーンを作れている岩手のほうが得点の可能性はよほど感じる内容
77分にクロスからのこぼれ球を押し込まれ失点
パワープレーぎみになり多少チャンス風のシーンは生まれるも得点にはならず試合終了
雑感
シーズン序盤こそ選手の質、連携の不足で、戦術的な部分では相手を上回る試合が出来ていたものの、ここ数試合は配置や組織としての狙いで相手に優位性を作ることが全く出来なくなってしまっている印象
これまでは未完成ながらもポヤトスの理想形を試合の中から垣間見ることが出来たが、この試合においてはそれすら全く見えなかった。
パワープレーのほうがチャンスが多いという時点で戦術的には敗北している。
ポヤトスは理想を追い続けているのか、それとも勝ちのために手を尽くした末の迷走なのか、試合後の芝生の状態を言い訳にした苦しいインタビューからはそれも汲み取ることは出来ず。
今シーズンは勝ちよりもチームの完成度と能力の底上げが優先であると考えているので、結果は出なくても監督解任を考えたことは一度もなかったが、それすら失ってしまってはそういうわけにはいかなくなってしまう。
見てる側としては非常に困る試合であった。
次節に向けて
リーグ戦は天皇杯から中3日の日曜日にザスパクサツ群馬をホームに迎える。