J2 第31節 大分トリニータ戦 雑感
前節アウェイで上位新潟に2点先行するも勝ちきれなかった徳島ヴォルティス。
今節はホームで大分トリニータと対戦する。
声出し応援再開、阿波おどり期間、美馬市民デーとポジティブな要素を味方につけたい。
前節↓
前回の大分戦↓
結果
徳島ヴォルティス 2-2 大分トリニータ
3' サムエル
44' 梅崎司
54' 藤尾翔太
90+1' 白井永地
前半
招集メンバーは前節から5人変更
石尾,川上エド,杉本,一美,坪井が外れ、森,エウシーニョ,長谷川雄志,櫻井,西谷が入った。
スタメンは2人変更で、杉本と一美が外れ、玄理吾と杉森が入った。
徳島は前節の3412ではなく、いつも通りの433でスタート。
守備時は442で児玉がアンカーを消す役割だが、相手のアンカーのネットが左CBの位置に落ちてプレーするため、児玉がそこまで付いていくのか、行かないなら誰が見るのかで迷いが生じ、上手くプレスがはまらない時間が続いた。
飲水タイム後は藤尾が右を消し、児玉が左へ行けるように修整された。
1失点目はあの角度からあのスピードでニア抜かれたら厳しいかなというのはあるもののカカなら寄せ切れていたなという感じなのでタレント力の限界を感じるところはある。
2失点目はまず安部のところで競り合いに負けたのはあるが、石井が梅崎に明らかに前を取られたのに頭で突っ込み、ボールを見失いセカンドボールへの反応が遅れた。
攻撃、特にWBのところでも、守備でも、あまりにも質で負けすぎていた前半だった。
後半
HTで浜下と石井を下げてバケンガとエウシーニョを投入。
安部が中央CBとなり新井が左SB
児玉が右に出て攻守ともに442
右の児玉がかなり中央でプレーするため、カウンターを受けると右は対応が遅れがちにはなったものの、大分が受けて守っていたのもありそこまで気にならず。
PA内の人数が増えたためシンプルなクロスボールも増えた。
2度目の交代は80分に玄理吾と杉森を下げて櫻井と西谷を投入。
同点のシーンは、交代後再三仕掛け続けた西谷のところで相手を引き付けPA内で前を向けた白井がシュート。
後半ATにこの位置まで入ってくる白井永地の凄さ。
このままドローで試合終了となった。
雑感
前半は433で後半は442というシステムだったが、前節の新潟戦では3412で2点取り、541に変えてから2失点。
今節は433で2失点して、442で2得点した。
今シーズンのスカッドから考えて、まず1トップに適したタイプのCFがいない
次に個で殴りきれるWGがいない
次に攻守ともに質の高いアンカーがいない(白井は守備はいいが、配球とゲームコントロール面では不十分)
昨年は1トップに垣田がいて、ジョエル徳真というインテンシティに優れたインテリオールがいて、アンカーには岩尾がいた。
今年の全く違うタレントで昨年上手くいった433をやっても上手くはいかず、今年のメンバーでは2トップ2ボランチが最適解だというのがよくわかる試合となったのではないだろうか。
昨年も夏終わり頃から最適解を発見して勝ちだしたが、もう少し早く見つけないと昇格には届かない。
昨年は来日1年目で、今年は主力がほぼいなくなったこともあり積み上げがほとんどないのはポヤトスに同情するところではあるので、個人的には来年ポヤトスがどういったチームを作るのかに非常に興味があるところである。
次節に向けて
次節はアウェイでジェフユナイテッド千葉と対戦する。
そろそろドロー沼から抜け出したい。
前回の千葉戦↓