J2 第36節 ファジアーノ岡山戦 雑感
前節秋田と引き分け連勝は止まったものの無敗は続く徳島ヴォルティス
今節は現在3位のファジアーノ岡山をホームに迎える。
前節↓
前回の岡山戦↓
結果
53' 藤尾翔太
前半
招集メンバーは前節から2人変更で、石尾と長谷川雄志が外れ、玄理吾と浜下が入った。
スタメンは前節から2人変更2人変更で、新井と一美が外れ、児玉と杉森が選ばれた。
徳島の433に対し、岡山は攻撃時3142で守備時は442。
前半は徳島が保持して押し込む展開が続く。
岡山は徳島のビルドアップに対しかなりアグレッシブに奪いに来る守備
ゴールキックではスアレスがミドルキックでWGやインテリオールに出すシーンが多く、そこから速い攻めに繋がるシーンは多かった。
岡山は奪ったらシンプルに前線2枚に当ててくるシーンが多く、このボールを拾えたらサイドからクロス中心の攻撃
奪われたら2トップが積極的にボール保持者へアタックに来るが、徳島としてはプレスに困らされるシーンというのはそれほどなかった
徳島の攻撃面では、スペースを空けて、空いたスペースを使うという連動性は非常に上手くいっており、最終ラインで回しながら良いタイミングで縦パスが入るシーンや、児玉がフリックでCFやWGを使うなど、いつもよりスピード感のある攻撃が見られた。
決められそうなチャンスはあったもののものにすることはできず前半はスコアレスで折り返し。
後半
HTでの交代はなし
53分に徳島先制
これを受け岡山が3枚替え
システムを4312に変更してくる
しかし徳島も特に困ることなく対応
76分に藤尾と田向を下げて佐藤と安部を投入
86分にエウシーニョを下げて新井
90分に児玉と杉森を下げて浜下と一美を投入
中3日の疲労も感じさせず90分間プレスを落とさず、岡山に攻撃の形を作らせず、ロングスローなどセットプレーにもカカ中心にしっかり跳ね返し大きなピンチはなかった。
1点を守り切り試合終了
14戦負けなしとなった
雑感
追加点を奪えなかったことを除けば、前にプレスを行く守備、ボックス内の跳ね返す守備、ビルドアップといった内容は今季最高の試合となったのではないだろうか。
90分間プレスやカバーリングを誰もサボらずやり切り、特に途中から出てきた佐藤晃大のプレッシングと体を張ったプレーは圧巻だった。
攻撃でもいつもより縦へのスピード感があり、足元ではなくスペースでプレー出来ていた。
ビルドアップでもスアレスからのミドルパスが多かったが、特に児玉は受けてからの配給がかなりのレベルで遂行出来ており、立ち位置の共有など完成度が高まっているのを感じられる試合となった。
エウシーニョもいつもより長い時間プレーし、対人守備では完封し、自陣付近からPAまでドリブルで運ぶシーンなどいよいよ本調子を取り戻してきたプレーを見せてくれた。
次節に向けて
次節は中3日でベガルタ仙台とアウェイで戦う
上位相手の連戦で連勝を決め上位を追撃したい。