前節今季初勝利を上げ勢いに乗りたい徳島ヴォルティス。
今節はホームに初対戦となるブラウブリッツ秋田を迎える。
前節↓
結果
前半
スタメンは前節から長谷川徹と浜下が外れ、プロ入り後リーグ戦初先発となる松澤とサンデーが入った。
代表に招集されている藤尾の代わりには西野が今季初メンバー入り、控えGKにはホセ・アウレリオ・スアレスが来日後初メンバー入りとなった。
古巣対戦となる坪井もメンバー入り。
前半は徳島が風上で、秋田が風下。
徳島が保持する展開で、秋田はGKのところまではプレスに来ず、CBにボールが出たところで2トップの1枚がプレスに行き、もう一枚がアンカーを消す。
秋田としては風下の前半をリスクをおかさず消して、風上になった後半からというプランのように思える戦い方で、徳島のストロングである両WGにボールが入った時に数的優位で守れる形を崩さないよう徹底されていた。
秋田は奪ったら縦に速くという狙いで、徳島のプレッシングには付き合わず早めにボールを入れて、繋がれば裏かクロス、奪われたら撤退。
セットプレーは秋田の大きな武器だが、徳島はサンデーのところでファールが何度かありFKを与える場面が見られた。まだまだ守備の部分では拙さが見られる。
サンデーはスピードで裏へ抜け出しCKを取る場面などはあったが、相手がしっかり人数をかけて守ってくることもあり相手と対峙するシーンでは苦しい場面が続いた。
試合展開的に両チームとも大きな決定機は作ることが出来ず前半終了。
後半
HTで選手交代はなし
秋田は55分の2枚交代から一気にギアを上げてプレス圧を強めてくる。
ただ試合展開として前半から変わらず徳島が保持して秋田がブロックを敷く。
徳島最初の交代は68分に児玉、サンデーを下げて坪井、西野を投入。
次に78分に石尾を下げて川上エドを投入。
新井を左SB、安部をCBにスライド。
徳島は渡井がWGとSBの間に降りて受けて、西谷との連携で崩すシーンを何度か作るも得点を奪うには至らず。
スコアレスドローで試合終了となった。
雑感
徳島のボール支配率70%と、ブロックを敷く秋田に対し徳島が押し込む展開に終始する試合となった。
今季6試合でドロー5つ目となったが、共通して支配はするもラストの質で得点を奪いきれないという課題がこの試合でも顕著に現れた。
後半左からのチャンスは増えたが、選手交代後右サイドからあまりチャンスが作れなかった。
WGは縦に速いサンデーからストライカータイプの西野、IHはパサーの児玉からペナ内でプレーできる坪井、SBはビルドアップ型の新井から縦に仕掛けられる川上エドと、それぞれキャラクターが変わった。
前半であればサンデーが仕掛けて新井と児玉でサポートというのが機能的であったが、後半そのままの方法ではうまく行かなかった。
選手のタイプ的には西野が絞って川上エドが張って仕掛ける昨年の右肩上がり形のほうがフィットしそうだったので、そういった変化も見てみたかった。
次節に向けて
次の試合は中2日でルヴァンカップ、名古屋グランパスとアウェイで戦う。
勝ちきれない試合が多い中、出場時間の短い選手が結果を残してポジション争いを盛り上げて欲しい。
連戦で厳しいコンディションとなるが勝ち切る試合が見たいところ。