かものはいろ報告日記

主にクローン病と写真と徳島ヴォルティスについて書きます

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総評ストーブリーグ21~22【徳島ヴォルティス】

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前回のブログではストーブリーグの展望を行いましたが↓

 

今回は新シーズンも始動したということでストーブリーグの総評を完全に主観で採点していきたいと思います。

 

 

【スタッフ】80点

監督はダニエル・ポヤトスが続投。
昨シーズン終盤の戦いを見ても、戦術や采配よりも選手の質で勝ち点を取り切れなかった印象が強く、続投となったのは非常に大きい。

スタッフ陣にほぼ入れ替わりはなく、良くも悪くも継続路線。

唯一問題といえるのはサインプレーの構築に大きな役目を担っていた前迫さんが浦和レッズに引き抜かれたこと。
これは大きな痛手ではあるが新たに日本体育大学から加入した山口さんに期待するとしよう。

 

 

【GK】30点

昨シーズンの正守護神であった上福元直人が京都サンガへ移籍。

他の退団はなく、長谷川と後東に加え退団濃厚かと思っていた松澤も残留。

新加入は京都産業大学からの大卒ルーキー田中颯のみ。

 

田中は大学でのプレーを見ても、欠点のない総合力の高いGKという印象で、高卒2年目の後東ふくめ若手には期待のできる選手が揃っているものの、現メンバーで公式戦出場経験のある選手が長谷川のみというのは不安が大きい。

松澤の契約更新タイミングを見ても、即戦力GKとの交渉が難航の末だったのではないかと想像できる。

国内には有力な選手は残っておらず、外国人を獲得するにしても開幕に間に合わないことは間違いない状況で、補強に失敗したポジションであることは間違いない。

 

 

 

【CB】100点

スタメンだった福岡将太がガンバ大阪へ移籍。
ドゥシャンが満了で退団、鈴木大誠は愛媛FCへローン。

加入は岡山から安部がレンタルバック。
金沢から石尾、びわこ成蹊スポーツ大学から森。

 

カカは2度ブラジルのクラブへ移籍の噂がさが出るも成立には至らず残留。
カカの残留は最も大きな補強と言っていいだろう。

福岡の穴を安部で埋め、コストに見合う活躍が出来なかったドゥシャンの後釜に若手有力株の石尾、安定したパフォーマンスを見せられなかった大誠の生え抜き枠は森にチェンジ。
昨年怪我でほとんど稼働できなかった内田航平もいることを考えると、後釜のいる選手を上手く売却し、非常に上手く整理できたのではないだろうか。

昨年を上回るメンバーを揃えることに成功したポジションであると言える。

 

 

【右SB】40点

岸本武流が清水エスパルスへ移籍。
名古屋から石田凌太郎をローンで獲得。

 

個人的昨年MVPの岸本の退団はあまりにも大きいが、引き止めることは不可能と思っていたので仕方がない。

名古屋から加入した石田は元々前線の選手というポスト岸本に相応しい経歴ではあるが、公式戦出場はほとんどなくまだ若い。

即戦力の補強はできず、あとは年齢的に衰えを感じる藤田とサイドバック経験の薄いエド

石田がブレイクしてくれれば助かるが、安心感のある補強はできなかったと言える。

 

 

【左SB】80点

ジエゴサガン鳥栖へ移籍。
吹ヶがFC今治へローン。

セレッソ大阪から新井直人がローン加入。

 

昨シーズンは田向の怪我もありジエゴがレギュラーを務めていたが、攻撃面では目立った結果も出せず、守備の粗さだけが目立っていたこともあり、退団はそれほど大きな痛手ではない。

代わりにやってきた新井は守備能力が非常に高く、クロスの質も高い選手で、個人的には新潟時代から欲しいと思っていた選手だったので驚きの補強だった。

問題点は、新井は昨年怪我でシーズンを棒に振っており、田向も毎年怪我を繰り返しているという点。

安部が左SBもできるので層の問題はないが怪我だけは注意してもらいたい。

 

 

 

【CMF】30点

藤田譲瑠チマが横浜F・マリノス、鈴木徳真がセレッソ大阪、小西雄大モンテディオ山形に完全移籍。
岩尾憲が浦和レッズにローン。

大分トリニータから長谷川雄志、ファジアーノ岡山から白井永地が完全移籍。
ヴィッセル神戸から櫻井辰徳がローン加入。
静岡学園から玄理吾が加入。

 

昨年の主力4人が全員移籍という緊急事態。
長谷川や白井など実力者の獲得には成功したが、チーム戦術の核であるポジションがゼロからのスタートとなってしまったのは非常に厳しい。

特に岩尾はチームビルディングや戦術浸透に大きな役割を担っていただけに埋めることのできない穴である。

 

せめて4人のなかで誰か一人だけでも残ればかなり違ったと思うが、叶わぬ願いとなってしまった。

 

 

【OMF】80点

名古屋グランパスから児玉駿斗が加入。

 

何よりも大きいのが渡井の残留だろう。

流出もなくボリュームアップに成功したが、そもそもポヤトスはトップ下を置かないシステムを採用することが多いので、本職トップ下の選手はインサイドハーフか右WGということになり、フィットできるかは選手次第ということになる。

 

 

【右WG】60点

宮代大聖がサガン鳥栖へ完全移籍。
坪井清志郎アルビレックス新潟シンガポールからレンタルバック。

 

昨年ポヤトスが最も信頼していた宮代の退団は大きい。

ポヤトスはこのポジションにシャドウストライカー系を置くことを好むため、西野や坪井がここにチョイスされることが想像できる。
西野は昨年ルーキーイヤーながらポヤトスから一定の評価を受け、坪井もシンガポールリーグ13試合15得点の結果を引っ提げ、エリートリーグでのパフォーマンスも素晴らしかったため、ポスト宮代の期待値は高い。

タイプは違うものの浜下などもおり、宮代の穴を間違いなく埋めるような即戦力は獲れなかったかもしれないが層は厚く、競争でいい結果を生んでくれることを祈る。

 

 

【左WG】80点

福知山成美高校からオリオラサンデーが加入。

 

何よりも大きいのが西谷和希の残留。
西谷がいるだけでこのポジションは安泰と言える。

競争は杉森や志龍、サンデーといったメンバーだが、個人の力が重要なポジションなだけに、出遅れ覚悟でアジリティに優れたスーパーサブ外国人が獲得できればベストだったか。

 

 

 

【CF】70点

垣田裕暉がサガン鳥栖へ移籍。

藤尾翔太がセレッソ大阪からローン加入。

 

身体能力でビルドアップの逃げ道として優秀だった2年連続チーム得点王の垣田の退団は大きく、現有戦力でその点をカバーするには至らず。

しかし一美バケンガ藤尾など得点力という点では垣田を上回るメンバーが揃い、ゴール前のシーンが昨年より増えるJ2での戦いを考えると期待できるのではないだろうか。

 

 

【総合評価】70点

降格により昨シーズン最終節のスタメン11人中9人が移籍という大災害に見舞われたが、やれるだけのことはやったという印象。

中盤とGKに不安材料は残るものの、個人的に最終ラインと前線は昨年よりも期待値が高いと感じるメンバーが揃った。

昨年より平均年齢は約1歳若返り、若手が多いメンバーなだけにシーズン中の成長にも期待ができる。

 

現状で最も不安な部分は、岩尾が抜けたことによるピッチ外での影響力だろう。
岸本が、岩尾のおかげで言語化が上手くなったと言っていたが、岩尾の力はピッチ上より、それ以外の部分の方が大きいと思っている。

キャプテンが誰になるのかも含め、どのようなチーム(ピッチ外でのまとまりという意味で)が出来上がっていくのかは昇格にむけて最も重要となるだろう。