J1第2節 ヴィッセル神戸戦
ホーム開幕戦となったJ1第2節ヴィッセル神戸戦
鳴門の強風吹き荒れるなかJ1ホーム初勝利を目指す徳島ヴォルティス
前節脳震盪で途中交代した石井に代わりプロ2年目安部崇士がルヴァン杯に続きスタメン。
そのほかは開幕戦から継続という布陣に。
結果
75' 垣田裕暉
87' 菊池流帆
システム
攻撃時
守備時
前半
中継のカメラが揺れるほどの強風に見舞われたホーム開幕戦。
前半風上に立った徳島はここまで2試合に比べプレッシングからのショートカウンター中心の戦い方を見せる。
相手が低い位置でボールを持ったとき、相手RSB山川のところへプレスで誘い込み、志龍のプレッシングでチャージを掛ける狙いが見られた。
攻撃時は志龍が内側に位置することも多く、結果プレッシングを仕掛けやすい形に。
プレスから何度もチャンスシーンを作るも決めきることが出来なかったのが悔やまれる。
後半
風下に立ったことによりプレスが弱まり相手に持たれるシーンが増える。
ゴールシーンはジョエルのボール奪取から宮代が運び、最後は垣田が流し込む。
再三のショートカウンターがようやく実った形。
相手にクロスバー直撃のシュートを2本打たれるもなんとか守りきっていたがCKから失点。
CBのビルドアップの完成度はかなり高く、この試合でもミスらしいミスはなかった。
ただクロスを跳ね返す力で劣る部分があり、課題といえる。
個人評
・安部崇士
ビルドアップにおいて技術的なパスミスは多少あるものの、判断的なミスはほぼなく、剥がしたり運んだりの質も高い。
カウンター対応のカバーリングもしっかり出来ている。
競り合いで跳ね返すパワーがもっとついてくることを期待。
・福岡将太
後半に1度見せた持ち運びのドリブルが素晴らしかった。
プレスを受けても相手を冷静に剥がし奪われないのは見事。
安部と同じくブロックやクロス対応が伸びてくると尚良し。
・藤田譲瑠チマ
得点シーンはジョエルのボール奪取から。
奪取したあと前線まで駆け上がっていたのも素晴らしい。
奪ってからシュートまで持ち込むシーンもあり、
この試合でも運動量と質の高いプレーを見せてくれた。
垣田へのロブパスなど良いパスも複数。
マッチアップした山口や酒井の対応で後手を踏むシーンもあったが、こういう経験で計り知れないほど伸びていくのだろう。期待。
・藤原志龍
開幕戦に続きプレスや守備でよく働いた。
前節より仕掛けに積極性とバリエーションが出て、自信と経験は大事なんだなと思う。
まだあの強度でプレーするのに必死感があるが、あの強度でプレーしながらクロスやシュートの質やパワーを発揮出来るようになるとかなり脅威になる。
・垣田裕暉
先制点は冷静に流し込んでくれたが、前半の決定機は外しすぎである。
外すにしてもGKに脅威を与えるようなシュートを打ってほしい。せめて枠に。
ポストワークはフェルマーレン相手にも通用していたので、おそらくもうJ1では普通に戦える。
雑感
J1初先発だった安部が凄く良いプレーを見せてくれましたね。
このままチャンさんからポジション奪ってほしい。
大分戦に続き浜下のクロスに河田が合わせるシーンがあったが、あの二人は上げる場所と居る場所のフィーリング合ってそうですね。
渡井のプレーも尻上がりに良くなっているなという印象。
J1相手に何が出来て出来ないか、それに対する解決策なんかが整理されてくると昨年のように輝いてくれるのではないかと思いますね。もう少し待とう!
上福元もJ1の球質に多少苦戦してるのかなという印象。ここも経験値か。
2試合連続で先制するも追いつかれる形になってしまった。
J2では逃げ切れてた部分がそうはいかなくなるなと実感しますね。
決められる時に決めきれないと、今年こういう試合がいくらでも出てきますね。
次節は中3日で王者川崎フロンターレ戦
間違いなく粗は全て晒される試合となるでしょう。
川崎は今節ターンオーバーしており万全の状態。
徳島は宮代が契約上の理由で出場不可、おまけに監督もいないというハンデマッチ。
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