J2 第42節 モンテディオ山形戦 雑感
前節大宮に勝利し6位を死守した徳島ヴォルティス
プレーオフ進出を懸けた最終節、モンテディオ山形との直接対決に挑む
前節↓
前回の山形戦↓
※この記事は「前半」をHTに、それ以降を試合終了後に書いています
結果
15' ディサロ燦シルヴァーノ
58' ディサロ燦シルヴァーノ
90+4' チアゴアウベス
前半
招集メンバーは前節から2人変更で、田向と西野が外れ、カカと杉森が入った。
スタメンは前節から1人変更で、石尾が外れカカが選ばれた。
433の徳島に対して4213の山形
立ち上がりは徳島が押し込み、山形がカウンターを狙う展開
試合はいきなり動き、スアレスのパスがズレたところを拾われそのまま失点
後半戦調子が上がってきてからはなかったミスでの失点となった。
その5分後にエウシーニョが2枚目のイエローカードをもらい退場となる。
DOGSOで1発退場でもおかしくないシーンであった。
エウシーニョは1枚目のイエローのシーンでも裏を取られ相手を引っ張ってのファールだったが、ファールで止めなくても失点したとは限らないシーンであっただけに軽率であった。
退場のシーンは、失点しても退場しないほうが逆転できる可能性は高いし、ベテランとして冷静な判断をしてもらいたかった。
24分に杉本を下げて安部を投入
441で戦うことになる
1人少なくなったことでプレスはかかりにくくなったが引いてカウンター狙いという感じではなく、行ける時は奪いに行き、マイボールになったら回しながら攻めるというやり方は変わらない。
ただ攻撃時の配置としては、両WGは内側ぎみに立ち、空いた大外のレーンにWGかSBが走り込みスペースで受ける攻撃的なリスクのある形を取っていた。
前半は1点ビハインドで折り返し。
後半
HTに浜下を下げて石尾を投入
石尾をCBの真ん中に置いて342のような形
西谷を最前線に置いてカウンターを狙いやすくする
後ろを3枚にし、内田もかなり隙を見て上がっていくためリスクは上がるが得点を取るために賭けに出た。
58分の失点もCBがいないことでサイドのスペースを使われての失点だったがこの状況ではやむを得ないところはある。
失点後に児玉と内田を下げて一美と杉森を投入
432で杉森と西谷のIHに変更
2トップで時間を作って攻めに転じたい狙い
78分に白井を下げ長谷川を入れるも大きな変化は出せず、終盤にもう1失点し試合終了。
この結果POを逃し、2022シーズンが幕を閉じることとなった。
雑感
試合としてはビルドアップのパスミスや退場など、試合が落ち着く前に壊れてしまった。
長いシーズンやっていればこういう試合もあるもので、エウシーニョで取った勝ち点も、ホセで守った勝ち点も多くあったし、POを逃したという事実をこの試合だけのプレーに責任をなすりつけるのは違うと言える。
ホセからすれば、自分が救った試合にもう何点か取れればドローが勝ちになったわけで、MIPを受賞しているのが何よりの証拠である。
1人少ない状況でベーシックな441ではなく、SBを高く上げて幅を取らせるなど、負けはしたもののポヤトスの引き出しが見られて面白い側面もあった。
ポヤトスが来季も指揮を取れば間違いなく今年よりは良い結果を残すことが出来ると信じている。