クローン病には白米とお粥どちらが良いのか検証
先日栄養指導で栄養士さんから、お粥は白米より低カロリーだという話を聞きました。
クローン病患者にとって消化しやすいお粥は非常にありがたい食べ物です。
しかし高カロリーな食事も重要となってきます。
クローン病患者にとって白米とお粥はどちらがいいのでしょうか。
ということで今回は、白米とお粥の違いについてまとめていきたいと思います。
1食あたりの量とカロリー
一般的な1食あたりの量は、白米が160g、お粥が250gだそうです。
その量でカロリーをみていくと
白米は160gあたり269kcal
お粥は250gあたり178kcal
だそうです。
100gあたりに換算すると
白米は100gあたり168kcal
お粥は100gあたり71kcal
となります。
ノーマルな白米のほうが倍以上高カロリーであることが分かりました!
想像以上に差があります。
自分が現在入院食で食べているお粥は400gなので284kcalとなり、一般的な白米1食分より少し多いカロリーであることが分かりました。
なぜお粥は低カロリー?
では、なぜお粥はカロリーが低いのでしょうか。
これは水分量の違いによって起こります。
同じグラム数でも、白米に比べ水分量が多いお粥は、相対的に使われるお米の量が少ないです。
よってお粥の方が低カロリーとなるわけです。
脂質
クローン病患者にとって重要なのが低脂質です。
白米とお粥で脂質に違いはあるのかをみていきます。
100gあたりの脂質量をみてみると
白米は0.3g
お粥は0.1g
お粥はカロリーが低い分、脂質も減っています。
やはり高カロリーと低脂質の共存は難しいですね。
白米とお粥、どっちがいい?
ここで白米とお粥、それぞれのメリットについてまとめたいと思います。
白米…高カロリー
お粥…消化によい、低脂質
では、クローン病患者は白米とお粥、どちらを食べるべきなのでしょうか。
自分なりの結論としては、
調子が良いときは白米
調子が悪いときはお粥
です。
お米は貴重な低脂質な高カロリー食材です。
白米とお粥では脂質に差はありますが、ごく僅かなものであり、気にする必要のない差と言えるでしょう。
なので高カロリーを優先して白米を食べるべきであると考えます。
ただし、再燃期や脂質を摂りすぎた日には消化のよいお粥を食べるのが良いのではないでしょうか。
まとめ
白米もお粥もクローン病患者にとっては強い味方である食べ物だと言えます。
自分の体調と相談しながら、上手く食べ分けることが重要なのではないでしょうか。
※1食の量とカロリーは「カロリーSlism」というサイトを参考にしています。